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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻11号

2019年10月発行

文献概要

増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル Ⅳ章 術後合併症とその管理 B 系統別術後合併症の管理ポイント 精神・神経系

嚥下困難

著者: 山田和彦1 野原京子1 榎本直記1 月永暁裕2 藤谷順子2 國土典宏1

所属機関: 1国立国際医療研究センター外科 2国立国際医療研究センターリハビリテーション科

ページ範囲:P.292 - P.294

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症状
●嚥下困難による栄養障害は,食道癌のような頸部を操作する手術や脳血管障害だけではなく,さまざまな要因により出現しうる.後期高齢者,脳梗塞の既往,フレイルサイクルの存在や低栄養状態は術後に嚥下障害を起こすハイリスク症例であり,二次性サルコペニア自体が嚥下の機能を低下させる1)
●色々なタイプの誤嚥がある

参考文献

1)藤谷順子:嚥下障害とサルコペニア.臨外73:1452-1456,2018
2)Baker J, et al:Incidence and impact of dysphagia in patients receiving prolonged endotracheal intubation after cardiac surgery. Can J Surg. 52:119-124, 2009
3)武原 格:高齢者周術期の嚥下障害と管理 術前スクリーニング.J Clin Rehabil 25:1157-1163,2016
4)神津 玲,他:高齢者周術期の嚥下障害と管理 術後の管理—スククマネジメント,スクリーニングと対策.J Clin Rehabil 25:1180-1185,2016
5)井上 誠:摂食・嚥下障害患者への対応を考える前に必要な知識の整理—摂食嚥下の生理学を中心に.日補綴歯会誌5:254-264,2013
6)森 和彦,他:食道手術に特異的な嚥下障害の特徴と対策.手術69:1127-1130,2015
7)日本摂食嚥下リハビリテーション学会 医療検討委員会:嚥下調整食学会分類2013.日摂食嚥下リハ会誌17:255-267,2013

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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