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増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル Ⅳ章 術後合併症とその管理 B 系統別術後合併症の管理ポイント 感染系
サイトメガロウイルス感染症
著者: 日吉雅也1 石原聡一郎1
所属機関: 1東京大学腫瘍外科・血管外科
ページ範囲:P.310 - P.312
文献購入ページに移動●サイトメガロウイルス(CMV)はヘルペスウイルスの一種で,通常,幼少時に感染し,ほとんどが不顕性感染のまま,生涯その宿主に潜伏感染する.特に免疫が弱っている状態で感染すると肺炎,網膜炎,胃腸炎,脳炎などが引き起こされる.
●エイズ患者,移植患者,ステロイド使用,抗癌薬治療患者がCMV感染症のハイリスクとされるが,免疫抑制薬治療,膠原病,糖尿病,腎不全,敗血症,外傷などの疾患を有する患者にも起こることがある1).
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