文献詳細
増刊号 すぐに使える周術期管理マニュアル
Ⅳ章 術後合併症とその管理 B 系統別術後合併症の管理ポイント 感染系
文献概要
耐性菌感染症治療,その前に
●耐性菌感染症治療に限らず,抗菌薬を投与する際には「どこに」「何が」炎症を起こしているかを意識する.そのために関連する症状・徴候・血液や画像検査で感染部位(「どこに」)を評価し,グラム染色検査や培養検査で原因微生物(「何が」)を評価する.
●熱源精査のルーチンとしては,血液培養に加えて,尿定性・沈渣と尿グラム染色・培養検査を行う(尿路感染症では発熱しか症状が出ないことも多い).胸部X線検査も検討する.
●耐性菌感染症治療に限らず,抗菌薬を投与する際には「どこに」「何が」炎症を起こしているかを意識する.そのために関連する症状・徴候・血液や画像検査で感染部位(「どこに」)を評価し,グラム染色検査や培養検査で原因微生物(「何が」)を評価する.
●熱源精査のルーチンとしては,血液培養に加えて,尿定性・沈渣と尿グラム染色・培養検査を行う(尿路感染症では発熱しか症状が出ないことも多い).胸部X線検査も検討する.
参考文献
1)舘田一博,他:XVII耐性菌,ブレイクポイント,PK-PD.JAID/JSC感染症治療ガイド・ガイドライン作成委員会(編);JAID/JSC感染症治療ガイド2014.日本感染症学会・日本化学療法学会,2014,pp 287-314
2)Gomi H, et al :Tokyo Guidelines 2018:antimicrobial therapy for acute cholangitis and cholecystitis. J Hepatobiliary Pancreat Sci 25:3-16, 2018
infections. CMI 24:133-144, 2018
掲載誌情報