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特集 特殊な鼠径部ヘルニアに対する治療戦略
著者: 早川哲史1
所属機関: 1刈谷豊田総合病院腹腔鏡ヘルニアセンター
ページ範囲:P.1288 - P.1297
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◆腹膜鞘状突起の開存に由来しない外鼠径ヘルニア(Ⅰ型)の特殊型ヘルニアが存在する.
◆国内でも海外でもこの分類に対する統一見解はないが,本稿ではde novo 型Ⅰ型ヘルニアと総称し分類した.
◆de novo 型Ⅰ型ヘルニアの概念の認識は重要であり,腹腔鏡下ヘルニア修復術の合併症や再発を防止できる.
◆腹膜鞘状突起の開存に由来しない外鼠径ヘルニア(Ⅰ型)の特殊型ヘルニアが存在する.
◆国内でも海外でもこの分類に対する統一見解はないが,本稿では
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参考文献
1)日本内視鏡外科学会:内視鏡外科手術に関するアンケート調査—第14回集計結果報告.5.鼠径ヘルニアに対する内視鏡下手術について.日鏡外会誌23:754-759,2018
2)早川哲史:TAPP法(de novo型Ⅰ型ヘルニアの概念).消外39:485-493,2016
3)早川哲史de novo型Ⅰ型ヘルニアにおけるTAPP法.手術70:1419-1428,2016
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