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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻12号

2019年11月発行

文献概要

特集 特殊な鼠径部ヘルニアに対する治療戦略

嵌頓鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡下治療

著者: 野谷啓之1 中嶋昭1 川村徹2

所属機関: 1日産厚生会玉川病院外科・ヘルニアセンター 2日産厚生会診療所

ページ範囲:P.1354 - P.1360

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【ポイント】
◆直視下手術の適応とされてきた嵌頓鼠径部ヘルニアに対して,TAPP法が実施されるようになってきた.
◆腸管壊死や穿孔による腹膜炎を合併した症例においても,TAPP法の適応範囲は拡がりをみせている.
◆腹腔鏡下修復術を主軸とした嵌頓鼠径部ヘルニアに対する治療戦略について,自験例をもとに述べる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年11月末まで)。

参考文献

1)野澤雅之,早川哲史,北上英彦,他:嵌頓鼠径部ヘルニアに対する腹腔鏡下鼠径ヘルニア修復術.日腹部救急医会誌35:863-867,2015
2)中嶋 昭,佐藤 康,川村 徹,他:成人鼠径・大腿・閉鎖孔ヘルニア嵌頓の手術.手術65:1001-1006,2011
3)Poelman MM, van den Heuvel B, Deelder JD, et al:EAES Consensus Development Conference on endoscopic repair of groin hernias. Surg Endosc 27:3505-3519, 2013
4)河野哲夫,日向 理,本田勇二:閉鎖孔ヘルニア—最近6年間の本邦報告257例の集計検討—.日臨外会誌63:1847-1852,2002

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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