臨床外科74巻3号

2019年03月発行

特集 これからはじめるロボット手術 ロボット手術をはじめるまでに準備すること

外科医側の準備

著者： 塚本俊輔¹ 片山宏² 金光幸秀¹ 志田大¹ 坂本良平¹ 森谷弘乃介¹ 井上学¹

所属機関： ¹国立がん研究センター中央病院大腸外科 ²国立がん研究センター中央病院臨床研究支援部門

ページ範囲：P.278 - P.281

【ポイント】
◆ロボット支援手術の導入にあたっては，各学会が定めた指針を遵守することが必須となる．
◆指針を遵守して適切なトレーニングを行うことにより，初期症例における安全性を担保することにつながる．
◆外科医のみで本手術を遂行することは難しく，病院側のバックアップと手術チームの構築が必要となる．

参考文献

1）厚生労働省：高難度新規医療技術・未承認新規医療品等による医療について．〔https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000145803.html〕

2）日本医学会：「高難度新規医療技術導入に当たっての医療安全に関する基本的な考え方」について．平成28年〔http://jams.med.or.jp/news/043.html〕

3）日本内視鏡外科学会：ロボット支援下内視鏡手術導入に関する指針．平成30年6月〔http://www.jses.or.jp/pdf/robot_assisted_endoscopic_surgery.pdf〕

4）日本内視鏡外科学会：消化器外科領域ロボット支援下内視鏡手術導入に関する指針．平成30年6月〔http://www.jses.or.jp/pdf/guidelines_for_introduction_robot_assisted_endoscopic_surgery.pdf〕