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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻4号

2019年04月発行

特集 こんなときどうする!?—消化器外科の術中トラブル対処法

腹腔鏡下胃切除術時の出血

著者: 永井英司1 安井隆晴1 仲田興平2 大内田研宙2 小倉康裕1 井上重隆1 小島雅之1 本山健太郎1 中房祐司1 寺坂禮治1 中村雅史2

所属機関: 1福岡赤十字病院外科 2九州大学臨床・腫瘍外科

ページ範囲:P.416 - P.421

文献概要

【ポイント】
◆術前準備:画像診断では病態把握に加えて血管走行のバリエーションなど解剖学的特徴を3D CT検査などで把握しておく.
◆丁寧な剝離,切離:必要十分で安定した視野確保のもと,切離の対象物は周囲組織から十分に剝離することが肝要である.
◆冷静な止血:出血が動脈性であるのか静脈性であるのか,損傷血管の血流保持が必要かあるいは血流遮断が可能かを判断し,適切な止血法を選択する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年4月末まで)。

参考文献

1)日本内視鏡外科学会:内視鏡外科手術に関するアンケート調査—第14回集計結果報告.日内視鏡外会誌23:773-778,2018
2)永井英司,伊達健治朗,山田大輔,他:【術前画像診断のポイントと術中解剖認識】胃癌—胃全摘術.臨外68:68-75,2013
3)平松京一:腹部血管のX線解剖図譜.医学書院,1982,p 133

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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