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特集 こんなときどうする!?—消化器外科の術中トラブル対処法 胃
胃切除時の膵・脾損傷
著者: 徳永正則1 海藤章雄1 木下敬弘1
所属機関: 1国立がん研究センター東病院胃外科
ページ範囲:P.422 - P.426
文献購入ページに移動◆膵損傷の原因は,デバイスによる熱損傷,鋭的損傷,鈍的損傷など多岐にわたる.起こった場合の起死回生の一打は存在せず,その予防に細心の注意を払う必要がある.膵損傷が疑われた場合は,術後のドレーン管理が極めて重要となる.
◆脾損傷は被膜損傷による出血が大部分を占める.ソフト凝固,酸化セルロース止血パッド(サージセル®),組織接着シート(タコシール®)と圧迫の組み合わせで止血できることがほとんどであり,止血目的に脾臓摘出が必要となることは稀である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年4月末まで)。
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