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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻4号

2019年04月発行

ひとやすみ・175

始めは誰もが未熟

著者: 中川国利1

所属機関: 1宮城県赤十字血液センター

ページ範囲:P.426 - P.426

文献概要

 医師に成りたての頃は誰もが知識や経験がなく,さまざまな失敗を重ねるものである.そしてすべてにわたり卒なくこなす先輩の姿を見るにつけ,己の将来に不安を覚える.しかし完璧な先輩にも,未熟な新人時代があった.今は外科医として,そして常識ある社会人として活躍する我が同輩の,研修医時代を紹介する.
 医局歓送会を市内の格式ある料亭で行った.誰もがそれなりの格好で集まったが,研修医Sはいつもながらのカジュアル姿で,しかも素足のサンダル履きであった.料亭の女将さんがさり気なく用意した靴下を履き,羞恥心は微塵も見せずに「得をした」と語った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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