icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻4号

2019年04月発行

特集 こんなときどうする!?—消化器外科の術中トラブル対処法

腹腔鏡下胃全摘術・噴門側胃切除術時の再建に伴う術中トラブル

著者: 田中千恵1 中西香企1 小寺泰弘1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科

ページ範囲:P.427 - P.430

文献概要

【ポイント】
◆Linear staplerを使用する場合は,staplerの食道粘膜下への迷入,挙上空腸の穿孔に注意する.
◆Circular staplerを使用する場合は,挙上空腸の噛み込みに注意する.
◆両方法ともに,胃管の噛み込みに注意が必要である.器械の不具合が起こりうるので対応法は把握しておく必要がある.
◆ファイヤーする前の準備を確実に行い,焦らずゆっくり操作し吻合することで,トラブルが起こるリスクを最小限にすることができる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年4月末まで)。

参考文献

1)江原一尚:食道空腸吻合 挙上空腸が届かない!さあ,どうする? 杉山政則,他(編):消化器外科手術 起死回生の一手.メジカルビュー,2017,p 33
2)Townsend CM Jr:Sabiston Textbook of Surgery, 19th ed. Saunders, 2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら