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特集 JSES技術認定取得をめざせ! 臓器別:胆道
技術審査委員からのアドバイス
著者: 森俊幸12 橋本佳和1 阪本良弘1 阿部展次1 徳村弘実3
所属機関: 1杏林大学 外科(消化器一般) 2日本内視鏡外科学会 技術審査委員会 胆道班 3東北労災病院 外科
ページ範囲:P.582 - P.589
文献購入ページに移動◆ラパコレは,現在でも術中胆道損傷の頻度が高い.胆道損傷は術中解剖の誤認により起こることが示されている.
◆技術認定(胆囊摘出術)では,術中の解剖誤認を起こさない方策としてcritical view of safety(CVS)を重視している.
◆CVSは胆囊管・胆囊動脈のskeletonizationだけでなく,胆囊頸部の胆囊板からの剝離が重要である.頸部剝離を先行する術式が安全である.
◆総胆管結石に対する腹腔鏡下手術は乳頭機能を温存できるメリットがあり,特に若年,壮年では考慮すべき術式である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年5月末まで)。
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