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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻7号

2019年07月発行

文献概要

特集 徹底解説! 噴門側胃切除術 私の手技:再建

逆流性食道炎が生じにくい観音開き法再建の手技と特徴

著者: 西﨑正彦1 黒田新士1 菊地覚次1 藤原俊義1

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学

ページ範囲:P.832 - P.835

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【ポイント】
◆噴門側胃切除後の消化管再建で最も注意すべき点は術後の逆流性食道炎の予防である.
◆観音開き法再建(上川法,英語表記double-flap technique)は食道を胃壁に埋め込むことで逆流防止に効果的な一方弁を形成する.
◆逆流防止には埋め込む食道の長さを十分にとること,狭窄予防には吻合操作やフラップ縫着時にきつく締めすぎないことが重要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年7月末まで)。

参考文献

1)上川康明,小林達則,上山 聡,他:噴門側胃切除後の食道胃吻合法における工夫.手術52:1477-1483,1998
2)上川康明,小林達則,上山 聡,他:噴門側胃切除後の逆流防止を目指した新しい食道胃吻合法.消化器外科24:1053-1060,2001
3)Kuroda S, Nishizaki M, Kikuchi S, et al:Double-flap technique as an antireflux procedure in esophago-gastrostomy after proximal gastrectomy. J Am Coll Surg 223:e7-e13, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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