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文献詳細

雑誌文献

臨床外科74巻7号

2019年07月発行

文献概要

特集 徹底解説! 噴門側胃切除術 私の手技:再建

modifiedダブルトラクト法による再建—残胃内流入と逆流防止機構を確保する工夫

著者: 滝口伸浩1 池田篤1 早田浩明1 外岡亨1 星野敢1 郡司久1 鍋谷圭宏1

所属機関: 1千葉県がんセンター食道・胃腸外科

ページ範囲:P.855 - P.860

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【ポイント】
◆吊り上げた空腸の背側に残胃が配置され,食道から約10 cmの空腸に空腸残胃吻合が作成される.残胃小彎よりの前壁と空腸を自動縫合器で側側吻合する.
◆残胃内に食物が流入するには大彎側の拡張能が保持されることが重要である.
◆逆流防止では,残胃大彎側口側端がPseudo-Fornixとなるように作成する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2022年7月末まで)。

参考文献

1)Takiguchi N, Takahashi M, Ikeda M, et al:Long-term quality-of-life comparison of total gastrectomy and proximal gastrectomy by Postgastrectomy Syndrome Assessment Scale(PGSAS-45):a nationwide multi-institutional study.Gastric Cancer 18:407-416, 2015
2)梶谷 鐶:胃全剔並びに噴門切除術式の検討.日外会誌66:1285-1286,1965
3)西 満正,加治佐隆:噴門側胃切除後のDubletract再建における空腸残胃N字吻合法.外科診療19:1289-1292,1977
4)藤村 隆,伏田幸夫,西村元一,他:上部胃癌に対するダブルトラクト再建による噴門側胃切除術.手術52:1370-1374,1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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