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特集 膵・消化管神経内分泌腫瘍—診断・治療の基本と最新動向
非機能性膵神経内分泌腫瘍の外科治療
著者: 海野倫明1
所属機関: 1東北大学大学院消化器外科学
ページ範囲:P.1080 - P.1083
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◆切除可能な非機能性膵神経内分泌腫瘍に対する膵切除の原則は,系統的な膵切除(膵頭十二指腸切除または膵体尾部切除)である.
◆リンパ節転移が比較的高頻度であるためリンパ節郭清を行うことが望ましい.
◆腹腔鏡下膵切除の良い適応であり,経験豊富な術者・施設において行われるべきである.
◆切除可能な非機能性膵神経内分泌腫瘍に対する膵切除の原則は,系統的な膵切除(膵頭十二指腸切除または膵体尾部切除)である.
◆リンパ節転移が比較的高頻度であるためリンパ節郭清を行うことが望ましい.
◆腹腔鏡下膵切除の良い適応であり,経験豊富な術者・施設において行われるべきである.
参考文献
1)日本神経内分泌腫瘍研究会ホームページ〔http://jnets.umin.jp/〕
2)National Comprehensive Cancer Network(NCCN):NCCN guideline〔https://www.nccn.org/〕
3)Falconi M, Eriksson B, Kaltsas G, et al:ENETS Consensus Guidelines Update for the Management of Patients with Functional Pancreatic Neuroendocrine Tumors and Non-Functional Pancreatic Neuroendocrine Tumors. Neuroendocrinology 103:153-171, 2016
4)膵臓内視鏡外科研究会ホームページ〔http://square.umin.ac.jp/jseps/index.html〕
5)江川新一,当間宏樹,大東弘明,他:膵癌登録報告2007ダイジェスト.膵臓23:105-123,2008
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