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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻1号

2020年01月発行

文献概要

特集 “超”高難度手術! 他臓器合併切除術を極める 上部消化管の拡大手術

食道癌・胃癌同時切除

著者: 小池聖彦1 神田光郎1 小寺泰弘1

所属機関: 1名古屋大学消化器外科

ページ範囲:P.24 - P.28

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【ポイント】
◆食道癌,胃癌の重複は珍しくなく,日常診療で問題となることも多い.
◆胃癌が粘膜切除適応となる表在癌の場合,食道癌の再建臓器として胃管を用いることは可能であるが,胃癌切除のタイミング,胃管血流評価やその後の多発癌発生などに注意が必要である.
◆胃切除が必要な場合は,胃以外を用いた食道再建が必要であり手術リスクが高くなる.小腸ないし結腸での食道再建にも十分習熟しておく必要がある.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年1月末まで)。

参考文献

1)日本胃癌学会(編):胃癌治療ガイドライン(2018年1月改訂 第5版).金原出版,2018
2)Tachimori Y, Ozawa S, Numasaki H, et al:Comprehensive registry of esophageal cancer in Japan 2012. Esophagus 16:221-245, 2019
3)小池聖彦:食道再建術—小腸,臨床食道学.南江堂,2015,pp 129-196

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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