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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻11号

2020年10月発行

増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて

1章 縫合・吻合法の基本

ロボット手術で使用する縫合・吻合デバイスの種類と特徴

著者: 清住雄希1 山口智弘1 太田絵美1 財津瑛子1 深田浩志1 福長洋介1

所属機関: 1がん研究会有明病院消化器センター大腸外科

ページ範囲:P.22 - P.23

文献概要

 da Vinci Surgical System(インテュイティブサージカル社)を用いたロボット手術は,三次元高解像度画像の下,モーションスケーリングや手振れ補正機能を有した多関節鉗子を使用することで,安定した操作を自由に行うことが可能である.一方,ロボット手術の安全性は多くの論文で報告されているものの1,2),触覚がないというロボット手術ならではの特徴のため,視覚で組織にかかる緊張を認識しながら鉗子操作を慎重に行うことが重要である.また,縫合や切離・吻合時においては,デバイスの特徴を事前に知っておく必要がある.
 本稿では,da Vinci Surgical Systemによるロボット手術時に使用する,縫合および切離・吻合デバイスの種類と使用法について解説する.

参考文献

1)Prete FP, et al:Robotic versus laparoscopic minimally invasive surgery for rectal cancer:a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Ann Surg 267:1034-1046, 2018
2)Yamaguchi T, et al:Short- and long-term outcomes of robotic-assisted laparoscopic surgery for rectal cancer:results of a single high-volume center in Japan. Int J Colorectal Dis 33(12):1755-1762, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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