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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻11号

2020年10月発行

増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて

3章 損傷・外傷に役立つ縫合

気管・気管支の縫合

著者: 長山和弘1

所属機関: 1川崎幸病院呼吸器外科

ページ範囲:P.82 - P.86

文献概要

吻合・縫合に必要な基礎知識
気管・気管支の局所解剖
 気管支は肺外気管支(左右主気管支と中間幹)と肺内気管支に分けられる(図1a).気管および肺外気管支では,馬蹄形の軟骨輪が連なる軟骨部と膜様部が存在する(図1b)が,肺内気管支への移行部で膜様部は消失し,肺内気管支では,板状軟骨が全周性に敷石状に存在する(図1c).気管や肺外気管支同士の端々吻合においては,軟骨部は軟骨部,膜様部は膜様部で吻合するのが原則である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年10月末まで)。

参考文献

1)Grillo HC:Surgery of the Trachea and Bonchi. London, BC Decker, 2004
2)日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医合同委員会:呼吸器外科テキスト.南江堂,2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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