文献詳細
増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて
3章 損傷・外傷に役立つ縫合
文献概要
吻合・縫合に必要な基礎知識
気管・気管支の局所解剖
気管支は肺外気管支(左右主気管支と中間幹)と肺内気管支に分けられる(図1a).気管および肺外気管支では,馬蹄形の軟骨輪が連なる軟骨部と膜様部が存在する(図1b)が,肺内気管支への移行部で膜様部は消失し,肺内気管支では,板状軟骨が全周性に敷石状に存在する(図1c).気管や肺外気管支同士の端々吻合においては,軟骨部は軟骨部,膜様部は膜様部で吻合するのが原則である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年10月末まで)。
気管・気管支の局所解剖
気管支は肺外気管支(左右主気管支と中間幹)と肺内気管支に分けられる(図1a).気管および肺外気管支では,馬蹄形の軟骨輪が連なる軟骨部と膜様部が存在する(図1b)が,肺内気管支への移行部で膜様部は消失し,肺内気管支では,板状軟骨が全周性に敷石状に存在する(図1c).気管や肺外気管支同士の端々吻合においては,軟骨部は軟骨部,膜様部は膜様部で吻合するのが原則である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年10月末まで)。
参考文献
1)Grillo HC:Surgery of the Trachea and Bonchi. London, BC Decker, 2004
2)日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医合同委員会:呼吸器外科テキスト.南江堂,2016
掲載誌情報