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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻11号

2020年10月発行

文献概要

増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて 4章 術式別の縫合・吻合法 胃

【噴門側胃切除術】食道-残胃吻合—観音開き法

著者: 西﨑正彦1 黒田新士1 菊地覚次1 藤原俊義1

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科消化器外科学

ページ範囲:P.142 - P.144

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縫合糸やデバイスの選択とその理由
 原法では,粘膜縫合と全層縫合は5-0モノフィラメント吸収糸,胃漿膜-食道筋層の縫合と固定は4-0絹糸が用いられている1,2).現在では多くの場合,腹腔鏡手術で行われているが3),5-0モノフィラメントより1サイズ太い4-0モノフィラメント吸収糸のほうが腹腔内縫合操作で扱いやすいため,4-0モノフィラメント吸収糸を用いている.組織反応はより細い縫合糸のほうが少ないと考えられるが,最近では3-0有棘縫合糸を吻合に使用している施設も増えてきている.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2025年10月末まで)。

参考文献

1)上川康明,他:噴門側胃切除後の食道胃吻合法における工夫.手術52:1477-1483,1998
2)上川康明,他:噴門側胃切除後の逆流防止を目指した新しい食道胃吻合法.消外24:1053-1060,2001
3)Kuroda S, et al:Double-Flap Technique as an Antireflux Procedure in Esophago-gastrostomy after Proximal Gastrectomy. J Am Coll Surg 223:e7-e13, 2016
4)Kuroda S, et al:Multicenter retrospective study to evaluate the efficacy and safety of the double-flap technique as antireflux esophagogastrostomy after proximal gastrectomy(rD-FLAP Study). Ann Gastroenterol Surg 3:96-103, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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