文献詳細
増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて
4章 術式別の縫合・吻合法 大腸
【結腸切除術】回腸-結腸吻合/結腸-結腸吻合—開腹:機能的端々吻合
著者: 瀧井康公1 丸山聡1 野上仁1
所属機関: 1新潟県立がんセンター新潟病院消化器外科
ページ範囲:P.193 - P.195
文献概要
右側の結腸切除で,口側の切除線が回腸となった場合の吻合は回腸-結腸吻合を行い,横行結腸から下行結腸・S状結腸までの切除の場合の吻合は結腸-結腸吻合となる.当科の再建方法(吻合方法)の基本は盲腸・上行結腸・横行結腸・下行結腸の口側までの切除では機能的端々吻合(functional end to end anastomosis)による吻合を,下行結腸肛門側からS状結腸切除までは経肛門的に吻合器を挿入する端々吻合(single stapling technique),肛門側に近い場合は,端々吻合(double stapling technique)を採用している.
参考文献
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