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増刊号 早わかり縫合・吻合のすべて 4章 術式別の縫合・吻合法 膵臓
門脈の縫合・吻合
著者: 松山隆生1 薮下泰宏1 遠藤格1
所属機関: 1横浜市立大学医学部消化器・腫瘍外科学
ページ範囲:P.275 - P.279
文献購入ページに移動教室では門脈の縫合・吻合を2.0倍から2.5倍のルーペ下で6-0 PROLENE糸を用いて行っている.
使用する器具を図1に示す.持針器は先端が薄く,針先の視認性が高いライダー型の持針器を用いている.門脈壁は薄く脆弱であるため,極力挫滅させず,確実に把持することを目的として血管鉗子,血管鑷子はいずれも把持面がドベイキー型であるものを用いている.門脈の切離には視野を妨げないよう,ポッツ・スミス型の血管剪刀を用いている.
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