臨床外科75巻12号

2020年11月発行

特集 消化器外科手術 助手の極意—開腹からロボット手術まで

上部消化管領域

ロボット支援下食道切除術における助手の極意

著者： 梶原脩平¹ 眞崎晴奈¹ 古川舜理¹ 池田翔大¹ 與田幸恵¹ 能城浩和¹

所属機関： ¹佐賀大学医学部一般・消化器外科

ページ範囲：P.1283 - P.1287

文献概要

【ポイント】
◆ロボット支援下手術は，胸腔鏡手術よりも助手の介入が重要であり，術前のセッティングから始まる．
◆アームやインストゥルメントの干渉を回避するために必要な知識と工夫がある．
◆ロボット支援手術は，術者のみならず，チームとして習熟することで円滑に手術を進めることが可能となる．
＊本論文中、［▶動画］マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます（公開期間：2023年11月末まで）。

参考文献

1）Noshiro H, Miyake S：Thoracoscopic esophagectomy using prone positioning. Ann Thorac Cardiovasc Surg 19：399-340, 2013

2）能城浩和，池田　貯，河野　博：胸部食道癌に対する腹臥位ロボット支援手術．消外37：23-30，2014

3）佐藤博文，能城浩和，松永壮人，他：消化管癌に対するロボット手術 食道癌．消外42：23-31，2019