臨床外科75巻12号

2020年11月発行

特集 消化器外科手術 助手の極意—開腹からロボット手術まで

肝胆膵領域

腹腔鏡下肝切除術における助手の極意

著者： 菅野将史¹ 新田浩幸¹ 高原武志¹ 片桐弘勝¹ 梅邑晃¹ 武田大樹¹ 眞壁健二¹ 安藤太郎¹ 佐々木章¹

所属機関： ¹岩手医科大学外科学講座

ページ範囲：P.1337 - P.1341

文献概要

【ポイント】
◆腹腔鏡下肝切除の拡大視効果を最大限に享受するために視野の確保が必須である．
◆本稿では腹腔鏡下肝切除における助手の役割，特に視野展開を中心に解説する．
◆助手の役割，心構えを理解し，今後も多くの施設で腹腔鏡下肝切除が安全に施行されることを期待する．
＊本論文中、［▶動画］マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます（公開期間：2023年11月末まで）。

参考文献

1）Wakabayashi G, Chargui D, Geller DA, et al：Recommendations for laparoscopic liver resection：a report from the second international consensus conference held in Morioka. Ann Surg 261：619-629, 2015

2）Hasegawa Y, Wakabayashi G, Nitta H, et al：A novel model for prediction of pure laparoscopic liver resection surgical difficulty. Surg Endosc 12：5356-5363, 2017