文献詳細
特集 「縫合不全!!」を防ぐ
食道
文献概要
【ポイント】
◆遊離空腸と胸壁前経路の解剖学的特徴から決まる置換可能距離を十分認識し,手術適応を誤らないことが重要である.
◆食道空腸吻合部の前壁に緊張がかからないよう,吻合位置の決定や減張縫合の追加などを行う.
◆遅発性縫合不全がときに見られるので,再建臓器内の減圧を経口摂取直前まで継続し,経口摂取の開始を原則術後14日目としている.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間2023年2月末まで)。
◆遊離空腸と胸壁前経路の解剖学的特徴から決まる置換可能距離を十分認識し,手術適応を誤らないことが重要である.
◆食道空腸吻合部の前壁に緊張がかからないよう,吻合位置の決定や減張縫合の追加などを行う.
◆遅発性縫合不全がときに見られるので,再建臓器内の減圧を経口摂取直前まで継続し,経口摂取の開始を原則術後14日目としている.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間2023年2月末まで)。
参考文献
1)Okumura Y, Mori K, Yamagata Y, et al:A two-stage operation for thoracic esophageal cancer-esophagectomy and subsequent reconstruction by a free jejunal flap. Surg Today 44:395-398, 2014
2)小池聖彦:食道再建術—(2)小腸,臨床食道学.南江堂,2015,pp 192-196
掲載誌情報