文献詳細
文献概要
特集 「縫合不全!!」を防ぐ 食道
食道回結腸吻合,食道結腸吻合
著者: 上野正紀1 宇田川晴司1
所属機関: 1虎の門病院消化器外科
ページ範囲:P.169 - P.173
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◆食道がん手術において再建に胃が使用できない場合がある.空腸,回結腸や結腸が再建に用いられる.
◆吻合には十分な血流の確保,栄養血管に対する細心の注意,吻合部に緊張のかからないこと,正確な層々吻合が必要である.
◆結腸の血管走行によって使用できる部位が変わることがあるので,血流の確認を十分に行うことが肝要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間2023年2月末まで)。
◆食道がん手術において再建に胃が使用できない場合がある.空腸,回結腸や結腸が再建に用いられる.
◆吻合には十分な血流の確保,栄養血管に対する細心の注意,吻合部に緊張のかからないこと,正確な層々吻合が必要である.
◆結腸の血管走行によって使用できる部位が変わることがあるので,血流の確認を十分に行うことが肝要である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間2023年2月末まで)。
参考文献
1)Akiyama H:Reconstruction with colon. Surgery for Cancer of the Esophagus, Williams & Wilkins, 1990, pp 81-88
2)宇田川晴司,鶴丸昌彦,秋山 洋:結腸による食道再建.手術53:1559-1564,1999
3)上野正紀,篠原尚,春田周宇介,他:食道切除後結腸再建術の合併症対策.手術69:19-25,2015
4)宇田川晴司,上野正紀:結腸を用いた再建術のコツと要点.臨外71:1092-1097,2016
5)Reslinger V, Tranchart H, D'annunzio E, et al:Esophageal reconstruction by colon interposition after esophagectomy for cancer analysis of current indication, operative outcomes, and long-term survival. J Surg Oncol 113:159-164, 2016
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