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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻2号

2020年02月発行

文献概要

ひとやすみ・186

外科医の矜持

著者: 中川国利1

所属機関: 1日本赤十字社東北ブロック血液センター

ページ範囲:P.185 - P.185

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 急性胆囊炎例に対して即手術をすべきか否か,外科医によって治療方針は異なる.
 初期研修時代のボスは痛いと訴えている患者には,「即しかも根治手術をしてあげるのが外科医の責務である」との信念を持っていた.そこで急性虫垂炎例を始め,急性胆囊炎例に対しても手術を即施行した.そこで初期研修後に入局した母校医局で「急性胆囊炎例でも即手術をすべきです」と発言したら大いにしらけ,教授からも非難を受けた.当時の医局は,急性胆囊炎例に対しては保存的治療を行うことが掟であった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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