臨床外科75巻2号

2020年02月発行

特集 「縫合不全!!」を防ぐ 大腸

潰瘍性大腸炎，家族性大腸ポリポーシスにおける大腸全摘J-pouch肛門吻合

著者： 西尾梨沙¹ 中田拓也¹ 森本幸治¹ 岡田大介¹ 古川聡美¹ 岡本欣也¹ 山名哲郎¹ 佐原力三郎¹

所属機関： ¹JCHO東京山手メディカルセンター大腸肛門病センター

ページ範囲：P.214 - P.217

【ポイント】
◆回腸囊への血流を十分に確保する．
◆腸間膜の距離が確保でき，回腸囊が過度な緊張なく肛門に届く．
◆回腸囊と肛門の吻合部はムラなく均等に，凹凸をなくすよう密に縫合する．
＊本論文中、［▶動画］マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます（公開期間2023年2月末まで）。

参考文献

1）池内浩基，山村武平，中埜広樹，他：回腸囊肛門吻合術．手術60：143-148，2006

2）小山文一，植田　剛，井上　隆，他：潰瘍性大腸炎　回腸囊肛門吻合術（IAA）．手術71：971-976，2017

3）内田恵一，廣純一郎，井上幹大，他：腹腔鏡下大腸全摘・J型回腸囊肛門吻合術．小児外科45：864-870，2013