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昨日の患者
闘病の源は家族の支え
著者: 中川国利1
所属機関: 1日本赤十字社東北ブロック血液センター
ページ範囲:P.229 - P.229
文献購入ページに移動 癌に罹患すると,多くの患者は落ち込み,人生を悲観的に捉えがちになる.しかしながら癌再発を来しても,家族に支えられ前向きに生きる患者も存在する.
Kさんは30歳代後半の大腸癌患者で,手術2年後に多発性肝転移を来した.そこで強力な癌化学療法を行うと嘔気や嘔吐が生じ,食事に箸をつけなくなった.しかし10日ほど経た夕食時に病室を訪れると,小学1年生の娘さんを前に久し振りに食事をしていた.
Kさんは30歳代後半の大腸癌患者で,手術2年後に多発性肝転移を来した.そこで強力な癌化学療法を行うと嘔気や嘔吐が生じ,食事に箸をつけなくなった.しかし10日ほど経た夕食時に病室を訪れると,小学1年生の娘さんを前に久し振りに食事をしていた.
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