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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻2号

2020年02月発行

文献概要

坂の上のラパ肝・胆・膵・2

肝部分切除術

著者: 大目祐介1 本田五郎1

所属機関: 1新東京病院 消化器外科

ページ範囲:P.241 - P.248

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Point
◆術中超音波検査では,腫瘍と切離面の距離を測るだけでなく,ランドマークとなる周囲の脈管を描出して腫瘍との位置関係を把握する.
◆部分切除であっても,Glisson分枝と静脈の走行を意識してintersegmental planeに沿った切除を行うほうが,阻血領域を残さないだけでなく,迅速で出血量の少ない手術が可能となる.
◆「楔型切除」では,肝臓をめくり上げてcaudal viewで脈管の枝振り(芝目)を読み,caudal approachの利点を活かして肝離断を行う.
◆「露天掘り型切除」では,腫瘍の近傍を走行する太めの肝静脈を術中超音波検査で確認し,これに平行となるようにはじめの切離線を直線的に設定し,この肝静脈に向かって肝離断を開始する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間2023年2月末まで)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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