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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻4号

2020年04月発行

特集 実践! 手術が上達するトレーニング法—Off the Job Trainingの最新動向

手術シミュレーションの実際

バーチャル・リアリティ手術シミュレータ(VRS)の意義と今後の展望

著者: 藤原道隆1 林雄一郎2 高見秀樹1 田中千恵1 森健策2 小寺泰弘1

所属機関: 1名古屋大学医学部附属病院消化器外科 2名古屋大学大学院情報学研究科知能システム学専攻

ページ範囲:P.476 - P.482

文献概要

【ポイント】
◆バーチャル・リアリティ手術シミュレータ(VRS)の有用性は,基本動作訓練と実臨床における最初の腹腔鏡下手術(すなわち腹腔鏡下胆囊摘出術)を行う前のリハーサルにある.
◆消化器外科領域では,胆囊摘出術以外の術式モジュールは「アクセサリー」に過ぎない.
◆しかし,術式モジュールは多職種訓練には有意義である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2023年4月末まで)。

参考文献

1)藤原道隆,岩田直樹,田中千恵,他:内視鏡下手術訓練システムの現状と今後の展望.日本VR学会誌15:27-31,2010
2)Iwata N, Fujiwara M, Kodera Y, et al:Construct validity of the LapVR virtual-reality surgical simulator. Surg Endsc 25:423-428, 2011
3)藤原道隆,田中千恵,岩田直樹,他:バーチャル・リアリティ手術シミュレータの現状.臨外69:972-980,2014
4)藤原道隆 VR/AR技術の開発動向と最新応用事例 臨床技能教育・訓練—主に手術トレーニング—におけるVRシミュレーションの現状.技術情報協会,2018,pp 462-470
5)Huber T, Paschold M, Hansen C, et al:New dimensions in surgical training:immersive virtual reality laparoscopic simulation exhilarates surgical staff. Surg Endsc 31:4472-4477, 2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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