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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻7号

2020年07月発行

文献概要

特集 若手外科医必携!—緊急手術の適応と術式 疾患別の対処法

胃十二指腸穿孔に対する緊急手術

著者: 小野山温那1 瀬戸泰之1

所属機関: 1東京大学大学院医学系研究科消化管外科学講座

ページ範囲:P.806 - P.810

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【ポイント】
◆発症後時間経過が長い,腹膜炎が上腹部に限局しない,腹水が大量である,胃内容物が大量にある場合は手術適応である.
◆年齢70歳以上である,重篤な併存疾患がある,血行動態が安定しない場合も手術を考慮する.
◆推奨される術式は,腹腔洗浄ドレナージ+穿孔部位閉鎖+大網被覆術である.

参考文献

1)日本消化器病学会:消化性潰瘍診療ガイドライン2015改訂第2版.南江堂,2015
2)永野元章,島山俊夫,高橋伸育,他:十二指腸潰瘍穿孔に対する保存的治療の適応基準と有用性.日消外39:643-648,2006
3)Lunevicius R, Morkeviciusv M:Systematic review comparing laparoscopic and open repair for perforated peptic ulcer. Br J Surg 92:1195-1207, 2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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