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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻7号

2020年07月発行

文献概要

特集 若手外科医必携!—緊急手術の適応と術式 疾患別の対処法

ヘルニアに対する緊急手術

著者: 三ツ井崇司1

所属機関: 1獨協医科大学埼玉医療センター外科

ページ範囲:P.852 - P.856

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【ポイント】
◆鼠径部ヘルニアにおける非還納性,嵌頓,絞扼性の違いを知り鑑別する.
◆徒手整復の手技は,膨隆全体を手で包み込み均一に圧力がかかるように愛護的に押していく.
◆各術式間に優劣はないため手慣れた術式を行うのがよいが,メッシュを使用するかしないかは術野の汚染程度から決定する.

参考文献

1)日本ヘルニア学会ガイドライン委員会(編):鼠径部ヘルニア診療ガイドライン2015.金原出版,2015
2)髙木 格,藤井 康:用手的整復が可能であった嵌頓閉鎖孔ヘルニアの3例.日腹部救急医会誌33:1289-1293,2013
3)Liu J, Chen J, Shen Y:The results of open preperitoneal prosthetic mesh repair for acutely incarcerated or strangulated inguinal hernia:a retrospective study of 146 cases;Surg Endosc 34:47-52, 2020
4)Lin YT, Weng TY, Tam KW:Effectiveness and safety of mesh repair for incarcerated or strangulated hernias:a systematic review and meta-analysis. World J Surg, 2020 Feb 21. doi:10.1007/s00268-020-05430-4.[Epub ahead of print]
5)冲永功太(監修),松本純夫,柵瀬信太郎,早川哲史(編);鼠径部ヘルニアの手術.へるす出版,2018,pp 304-318

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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