文献詳細
文献概要
坂の上のラパ肝・胆・膵・8
肝前区域切除術
著者: 大目祐介1 本田五郎1
所属機関: 1新東京病院 消化器外科
ページ範囲:P.973 - P.982
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◆胆囊を底部側から全層剝離し,その剝離層から連続して前区域Glisson茎を露出する.
◆前区域Glisson茎根部をクランプして出現した肝表のdemarcation lineに沿って肝実質を離断する.離断中は,中・右肝静脈本幹をランドマークとして露出し,正しい切離面を維持する.
◆肝実質の離断はRex-Cantlie lineと前後区域間の2つのintersegmental planeに沿って進められる.intersegmental plane内にはGlisson分枝は走行せず肝静脈のみが走行しているので,それぞれの面を走行する肝静脈の枝振りを頭に入れて,“芝目”に沿って超音波外科吸引装置(CUSA)先端を動かし,肝静脈分枝の股裂き損傷を回避する.
◆Rex-Cantlie lineを離断し,前区域Glisson茎根部を離断した後は,前区域を腹側に持ち上げながら,前区域と尾状葉,後区域との間をそれぞれ離断する.
◆胆囊を底部側から全層剝離し,その剝離層から連続して前区域Glisson茎を露出する.
◆前区域Glisson茎根部をクランプして出現した肝表のdemarcation lineに沿って肝実質を離断する.離断中は,中・右肝静脈本幹をランドマークとして露出し,正しい切離面を維持する.
◆肝実質の離断はRex-Cantlie lineと前後区域間の2つのintersegmental planeに沿って進められる.intersegmental plane内にはGlisson分枝は走行せず肝静脈のみが走行しているので,それぞれの面を走行する肝静脈の枝振りを頭に入れて,“芝目”に沿って超音波外科吸引装置(CUSA)先端を動かし,肝静脈分枝の股裂き損傷を回避する.
◆Rex-Cantlie lineを離断し,前区域Glisson茎根部を離断した後は,前区域を腹側に持ち上げながら,前区域と尾状葉,後区域との間をそれぞれ離断する.
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