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文献詳細

雑誌文献

臨床外科75巻9号

2020年09月発行

文献概要

特集 変貌する肝移植—適応拡大・ドナー選択・治療戦略の最先端を知る 生体・脳死ドナーにおける新展開

臓器移植医療の現状について—厚生労働省の取り組み

著者: 吉屋匠平1 曽山明彦1 井口豪1

所属機関: 1厚生労働省健康局難病対策課移植医療対策推進室

ページ範囲:P.1050 - P.1055

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【ポイント】
◆適切な臓器移植医療を提供するためには,広く国民に移植医療に関する理解を深めてもらうとともに,医療機関(提供施設,移植施設)の体制整備を行うことが重要である.
◆そのため,厚生労働省では,国民への普及啓発,提供施設の環境整備,移植施設の負担軽減を中心とした政策を行っている.
◆また,臓器提供施設の連携体制構築事業の一環として,2020(令和2)年度より「医療機関が患者による臓器提供意思表示の有無を把握する取組」と「臓器提供が行われる可能性がある事例に関し,関係者内の早期かつ漏れのない情報共有を促す取組」を開始した.

参考文献

1)公益社団法人日本臓器移植ネットワーク〔https://www.jotnw.or.jp/data/brain-death-data.php〕
2)International Registry in Organ Donation and Transplantation.〔http://www.irodat.org/〕
3)内閣府,平成29年度主要世論調査結果.〔https://survey.gov-online.go.jp/genkyou/h30/h29-genkyou/3.html〕
4)厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業(免疫アレルギー疾患等政策研究事業(移植医療基盤整備研究分野))(研究代表者 横田裕行):脳死下・心停止下における臓器・組織提供ドナー家族における満足度の向上及び効率的な提供体制構築に資する研究.平成30年度 総括・分担研究報告書
5)横田裕行(厚労科研研究班 主任研究者)(監修):臓器提供ハンドブック—終末期から臓器の提供まで.へるす出版,2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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