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病院めぐり
多根総合病院外科
著者: 丹羽英記1
所属機関: 1多根総合病院外科
ページ範囲:P.1124 - P.1124
文献購入ページに移動 多根総合病院は京セラドーム大阪(大阪市西区)に直結した304床の病院で,大阪西部ブロックでは唯一の災害拠点病院です.1949年から地域医療を守り,昨年は創立70周年を迎えました.
当院外科の特徴は,①救急症例が多いこと,②日帰り手術が多いことです.①については年間8,000例を超える救急搬送患者(大阪市第2位)があり,特に腹痛の患者が多く,全国に先駆け2013年に急性腹症科を立ち上げました.「腹部救急のたらい回しをなくす」ことを目的に,従来の救急部が中心の手術と一線を画し,夜間でも腹腔鏡を使った患者負担が少ない手術を提供しています.これには協力的な麻酔科の存在も大きいです.②については1998年に日帰り手術センターを開設して以来,鼠径ヘルニアや胆石症(ラパ胆)を中心に現在まで3万件を超え,全国でもトップクラスの日帰り手術件数です.患者を早く社会に復帰させることは医療費削減以上に,病院,社会の労働力確保にとって非常に価値あることだと考えます.
当院外科の特徴は,①救急症例が多いこと,②日帰り手術が多いことです.①については年間8,000例を超える救急搬送患者(大阪市第2位)があり,特に腹痛の患者が多く,全国に先駆け2013年に急性腹症科を立ち上げました.「腹部救急のたらい回しをなくす」ことを目的に,従来の救急部が中心の手術と一線を画し,夜間でも腹腔鏡を使った患者負担が少ない手術を提供しています.これには協力的な麻酔科の存在も大きいです.②については1998年に日帰り手術センターを開設して以来,鼠径ヘルニアや胆石症(ラパ胆)を中心に現在まで3万件を超え,全国でもトップクラスの日帰り手術件数です.患者を早く社会に復帰させることは医療費削減以上に,病院,社会の労働力確保にとって非常に価値あることだと考えます.
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