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文献詳細

雑誌文献

臨床外科76巻1号

2021年01月発行

文献概要

特集 徹底解説 術後後遺症をいかに防ぐか—コツとポイント 食道癌

縦隔アプローチでの反回神経麻痺—その特徴と術中持続神経モニタリングの有用性

著者: 藤原斉1 塩崎敦1 小西博貴1 大辻英吾1

所属機関: 1京都府立医科大学消化器外科

ページ範囲:P.11 - P.18

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【ポイント】
◆持続神経モニタリングを用いることで,反回神経麻痺リスク操作をリアルタイムに認識し回避することができ,麻痺の軽減,さらには予防が可能である.
◆左頸部からの縦隔アプローチでは,頸胸境界部と大動脈弓部が麻痺の好発部位であり,牽引と熱損傷が最多の原因であった.
◆麻痺リスク操作,麻痺症例の学習は,外科医のスキル向上を促進する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年1月末まで)。

参考文献

1)Tachimori Y, Ozawa S, Numasaki H, et al:Efficacy of lymph node dissection by node zones according to tumor location for esophageal squamous cell carcinoma. Esophagus 13:1-7, 2016
2)藤原 斉,塩崎 敦,小西博貴,他:縦隔鏡を用いた食道切除リンパ節郭清.手術73:857-867,2019
3)藤原 斉,大辻英吾:縦隔鏡下食道癌手術—頸部単孔アプローチを用いたリンパ節郭清手技—.日外会誌121:219-223,2020
4)藤原 斉:縦隔アプローチ食道癌手術への持続神経モニタリングの導入:反回神経麻痺の特徴と留意点.ENTRANCE vol. 17,2020/7,日本メドトロニック
5)Randolph GW, Dralle H;International Intraoperative Monitoring Study Group:Electrophysiologic recurrent laryngeal nerve monitoring during thyroid and parathyroid surgery:international standards guideline statement. Laryngoscope 121(Suppl 1):S1-S16, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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