文献詳細
文献概要
特集 徹底解説 術後後遺症をいかに防ぐか—コツとポイント 直腸癌
排尿・性機能障害—自律神経温存のポイント
著者: 山口茂樹1 平能康充1 石井利昌1 近藤宏佳1 石川慎太郎1 藤井能嗣1 淺利昌大1 片岡温子1 片岡将宏1 島村智1
所属機関: 1埼玉医科大学国際医療センター下部消化管外科
ページ範囲:P.56 - P.59
文献購入ページに移動◆直腸癌手術における自律神経の走行を解剖学的に十分理解することが基本である.
◆下腹神経,骨盤神経叢からの直腸枝に注意を払い,total mesorectal excision(TME)の範囲外の組織を切除しないことで確実な神経温存が行える.
◆癌浸潤が疑われる場合やcircumferential resection margin(CRM)確保のために必要と判断した場合には合併切除をためらわず根治性を優先すべきである.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年1月末まで)。
参考文献
掲載誌情報