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特集 スコピストを極める 各論
腹腔鏡下S状結腸切除術でのスコピストのテクニックとコツ
著者: 田中俊道1 横井圭悟1 古城憲1 三浦啓壽1 山梨高広1 佐藤武郎1 内藤剛1
所属機関: 1北里大学医学部下部消化管外科学
ページ範囲:P.1240 - P.1245
文献購入ページに移動◆手術の流れ,視野展開をチーム内で共有する.腹腔鏡下S状結腸手術では最低3人が1つのチームとなって手術を進行していくため,手順や視野展開についてチーム内で共通の認識をもつ必要がある.
◆スコピストの技量によって手術難易度が大きく変わる可能性がある.スコピストは,自らの的確な視野の提示によって術者の手数と負担が減り,安全かつ迅速な手術が提供できることを理解する.
◆スコピストとしての経験は,自らの手術手技向上において非常に重要である.術中の会話や場面ごとの細かな判断など,記録媒体には残らない点を当事者として最も近くで経験することは,大きな糧となる.
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