文献詳細
坂の上のラパ肝・胆・膵・21
文献概要
Point
◆尾状葉周囲に良好な術野をつくるために,左肝,右肝ともに必要に応じて十分に授動して挙上する.
◆下大静脈(IVC)に加えて,左側ではArantius管,右側ではRouvière溝(後区域Glisson茎背面)をランドマークとして切除範囲を決定する.
◆左右ともに,肝門板とIVCから尾状葉を剝離した後に,Spiegel葉は左側に牽引しながら,右尾状葉は背側に牽引しながら,尾側から頭側に向かって剝がし取るように肝実質離断を進める.
◆左右ともに,比較的早い段階で尾状葉の中央側を尾側から頭側に向かって離断し,切除する尾状葉をIVCから浮かすように授動しながら短肝静脈を処理する.
◆尾状葉周囲に良好な術野をつくるために,左肝,右肝ともに必要に応じて十分に授動して挙上する.
◆下大静脈(IVC)に加えて,左側ではArantius管,右側ではRouvière溝(後区域Glisson茎背面)をランドマークとして切除範囲を決定する.
◆左右ともに,肝門板とIVCから尾状葉を剝離した後に,Spiegel葉は左側に牽引しながら,右尾状葉は背側に牽引しながら,尾側から頭側に向かって剝がし取るように肝実質離断を進める.
◆左右ともに,比較的早い段階で尾状葉の中央側を尾側から頭側に向かって離断し,切除する尾状葉をIVCから浮かすように授動しながら短肝静脈を処理する.
参考文献
1)Li H, Honda G, Ome Y, et al:Laparoscopic Extended Anatomical Resection of Segment 7 by the Caudate Lobe First Approach:a Video Case Report. J Gastrointest Surg 23:1084-1085, 2019
2)Homma Y, Honda G, Kurata M, et al:Pure laparoscopic right posterior sectionectomy using the caudate lobe-first approach. Surg Endosc 33:3851-3857, 2019
掲載誌情報