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増刊号 Stepごとに要点解説 標準術式アトラス最新版—特別付録Web動画 2.胃・十二指腸
食道胃接合部癌に対する腹腔鏡下胃全摘術
著者: 伊藤直1 小川了1 澤井美里1 上野修平1 早川俊輔1 大久保友貴1 佐川弘之1 田中達也1 髙橋広城1 松尾洋一1 瀧口修司1
所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科消化器外科学
ページ範囲:P.34 - P.38
文献購入ページに移動体位は開脚位とする.術者は患者右側,助手は患者左側に立ち,5ポートを逆台形に挿入して手術を行う.幽門下リンパ節郭清を行うときのみ,術者は患者左側に立って行う.スコピストは脚間に立ち,臍部から内視鏡を挿入する.
手術の準備として,まずは上腹部正中で肝円索を腹壁に吊り上げる.肝外側区域が食道裂孔周りの視野の妨げとなる場合は心窩部にポートを追加して支持器で圧排するか,肝外側区域を授動して右側に脱転する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年10月末まで)。
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