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2.胃・十二指腸
胃癌—腹腔鏡下噴門側胃切除術—ダブルトラクト法
著者: 田中千恵1 長谷川裕高1 小寺泰弘1
所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学
ページ範囲:P.58 - P.63
文献概要
胃癌治療ガイドライン(第5版)1)では,噴門側胃切除術における再建法として,食道残胃吻合,空腸間置法,ダブルトラクト法が記載されており,それぞれに長短がある.ダブルトラクト法は,他の再建法と比べて吻合箇所が3か所と多いが,いずれの吻合も難易度は高くない2).また,食道胃接合部癌や食道浸潤を伴う胃癌においても施行可能であるうえに,残胃癌が発生した場合,他の再建法より再手術が容易であるというメリットもある.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年10月末まで)。
参考文献
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