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増刊号 Stepごとに要点解説 標準術式アトラス最新版—特別付録Web動画 8.ヘルニア
食道裂孔ヘルニア—腹腔鏡下噴門形成術
著者: 矢野文章1 坪井一人1 星野真人1 山本世怜1 秋元俊亮1 増田隆洋1 坂下裕紀1 福島尚子1 小村伸朗2
所属機関: 1東京慈恵会医科大学上部消化管外科 2国立病院機構西埼玉中央病院外科
ページ範囲:P.297 - P.302
文献購入ページに移動モニターは患者頭側に設置し,術者は患者右側,助手は患者左側,スコピストは脚間に立つ.患者の体位は仰臥位・開脚位とし,約20°の頭高位として手術台を術者側に軽度傾ける.開腹法にて臍部に12 mmカメラポートを挿入し,CO2 10 mmHgにて気腹する.腹腔鏡ガイド下に右鎖骨中線上季肋下に5 mm(術者左手用),左鎖骨中線上季肋下に12 mm(術者右手用),左前腋窩線上側腹部に5 mmのトロッカー(助手用)を挿入する(図1).最後に肝外側区域挙上用のリバーリトラクターを心窩部より挿入する.また,われわれは肝を愛護的に保護するために,10 mmのペンローズドレーンを用いてリトラクターを被覆している1).
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2026年10月末まで)。
参考文献
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