文献詳細
文献概要
坂の上のラパ肝・胆・膵・23
脾臓摘出術
著者: 大目祐介1 本田五郎1
所属機関: 1東京女子医科大学病院 消化器・一般外科
ページ範囲:P.1543 - P.1552
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◆左肩甲挙上砕石位をとり,頭高位・左側高位に傾斜することで左横隔膜窩(脾臓)を高位にした術野を確保する.
◆脾結腸間膜を切離して結腸脾彎曲部を尾側に引き下げることで,膵尾部と脾臓の周囲に広い術野を確保する.
◆脾動脈を全周確保しやすい場所で先行結紮する.脾門で行う必要はない.
◆脾臓ではなく膵尾部を授動してテーピングする.そのテープを右側に牽引することで脾門部を伸展し,脾門の剝離操作を行う.
◆脾門部は自動縫合器で一括切離する.
◆左肩甲挙上砕石位をとり,頭高位・左側高位に傾斜することで左横隔膜窩(脾臓)を高位にした術野を確保する.
◆脾結腸間膜を切離して結腸脾彎曲部を尾側に引き下げることで,膵尾部と脾臓の周囲に広い術野を確保する.
◆脾動脈を全周確保しやすい場所で先行結紮する.脾門で行う必要はない.
◆脾臓ではなく膵尾部を授動してテーピングする.そのテープを右側に牽引することで脾門部を伸展し,脾門の剝離操作を行う.
◆脾門部は自動縫合器で一括切離する.
参考文献
1)Sakamoto K, Honda G, Kurata M, et al:Safe approach to the splenic hilum by first mobilizing the pancreatic tail in laparoscopic splenectomy. Asian J Endosc Surg 10:83-86, 2017
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