icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科76巻5号

2021年05月発行

文献概要

特集 側方リンパ節郭清のすべて—開腹からロボット手術まで

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.523 - P.523

文献購入ページに移動
 下部進行直腸癌における側方リンパ節転移頻度は20%と報告され,側方リンパは直腸癌における決して無視のできない主要リンパ経路である.近年ではJCOG0212の試験結果を踏まえた大腸癌治療ガイドラインの改訂も行われた.また,これまで側方リンパ節郭清に否定的であった諸外国においても,CRT後の再発エビデンスの蓄積やロボット手術の普及に伴い,側方リンパ節郭清が注目されるようになっている.一方で,側方リンパ節転移診断や適応に関してcontroversialな面も多く,また側方リンパ節郭清手技の難易度も高く,一般病院や若手外科医に敬遠されがちな手技であるのも事実である.そこで本特集では,この分野のエキスパートにわかりやすく解説をいただいた.本特集を通して直腸癌に対する側方リンパ節郭清の理解を深めていただければ幸いである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?