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文献概要
特集 側方リンパ節郭清のすべて—開腹からロボット手術まで 手技の実際
内腸骨血管合併切除を伴う側方郭清
著者: 塩見明生1
所属機関: 1静岡県立静岡がんセンター大腸外科
ページ範囲:P.604 - P.615
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◆転移陽性側方リンパ節に対して,剝離面に露出させるような郭清でなく,適切なマージンを確保して郭清することが重要である.
◆本術式を安全に行うためには,骨盤深部の血管,神経,筋肉の解剖理解が不可欠である.
◆側方郭清を以下の4つの面で分割して理解する.①下腹神経・骨盤神経叢の外側面で形成される面,②内腸骨動脈臓側枝の内側面で形成される面,③内腸骨動脈臓側枝の外側面で形成される面,④骨盤壁で形成される面.本術式ではこれら①②③の面を部分的またはすべて合併切除する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年5月末まで)。
◆転移陽性側方リンパ節に対して,剝離面に露出させるような郭清でなく,適切なマージンを確保して郭清することが重要である.
◆本術式を安全に行うためには,骨盤深部の血管,神経,筋肉の解剖理解が不可欠である.
◆側方郭清を以下の4つの面で分割して理解する.①下腹神経・骨盤神経叢の外側面で形成される面,②内腸骨動脈臓側枝の内側面で形成される面,③内腸骨動脈臓側枝の外側面で形成される面,④骨盤壁で形成される面.本術式ではこれら①②③の面を部分的またはすべて合併切除する.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年5月末まで)。
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