文献詳細
特集 若手外科医のための食道手術ハンドブック—良性から悪性まで
胸部食道癌に対する手術手技
頸部郭清
著者: 金森淳1 渡邊雅之1 丸山傑1 藤原大介1 蟹江恭和1 坂本啓1 岡村明彦1 今村裕1
所属機関: 1がん研有明病院食道外科
ページ範囲:P.828 - P.834
文献概要
◆頸部郭清は,反回神経や重要血管の周囲組織の剝離および切離が凝縮された,食道外科医にとって基本的かつ重要な手技である.
◆術前に郭清範囲の頭側,尾側,内側,外側,背側のランドマークをイメージしておき,それらを術野に再現していくことで結果的に適切なリンパ節郭清が遂行できる.
◆特にNo. 101領域では,反回神経の位置や走行を常に意識した愛護的で鋭的な操作が求められる.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年7月末まで)。
参考文献
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