icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科76巻8号

2021年08月発行

文献概要

特集 横行結腸癌の腹腔鏡下D3郭清手術—私のやり方,私の工夫 各論

右側横行結腸癌の腹腔鏡下D3郭清手術—横行結腸間膜剝離先行

著者: 野澤慶次郎1 橋口陽二郎1 大野航平1 福島慶久1 小澤毅士1 島田竜1 金子健介1 端山軍1 松田圭二1

所属機関: 1帝京大学病院下部消化管外科

ページ範囲:P.968 - P.974

文献購入ページに移動
【ポイント】
◆結腸癌における腹腔鏡下手術は技術認定により安定しつつあるが,右側結腸の手術手技はいまだに標準化できずに合併症や死亡率が高い手術とされている.
◆回結腸動脈郭清を優先するアプローチ法ではなく,横行結腸間膜剝離を先行する手術手技を定型化することでsurgical trunkを安全に処理することができる.
◆横行結腸間膜剝離先行アプローチ法による腹腔鏡下手術の定型化は安全なリンパ節郭清を伴う腹腔鏡下手術が可能である.
*本論文中、[▶動画]マークのある図につきましては、関連する動画を見ることができます(公開期間:2024年8月末まで)。

参考文献

1)大腸癌研究会(編):大腸癌取扱い規約.第9版,金原出版,2019
2)大腸癌研究会(編):大腸癌ガイドライン医師用,2019年版.金原出版,2019
3)野澤慶次郎,渡辺聡明:結腸左半切除術;鏡視下手術.手術63:793-799,2009
4)野澤慶次郎,渡辺聡明:結腸左半切除術;小腸・結腸手術.消外34:813-821,2011
5)松野正紀,中村隆司,遊佐 透,他:消化器外科における今日の標準的治療 膵癌.消外17:557-562,1994

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?