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特集 外科医が知っておくべき—《最新版》栄養療法
製剤
文献概要
【ポイント】
◆TPN(中心静脈栄養)は生体の維持に必要な糖質,アミノ酸,脂質およびビタミン,ミネラル,微量元素のすべてを静脈内投与する栄養法である.
◆高カロリー輸液用キット製剤が開発・市販されているが,すべての栄養素を配合しているTPN製剤は存在しない.
◆キット製剤の使用は簡便であるが,内容・組成をよく理解し,個々の患者に必要かつ十分な栄養管理を行うことを心がける必要がある.
◆TPN(中心静脈栄養)は生体の維持に必要な糖質,アミノ酸,脂質およびビタミン,ミネラル,微量元素のすべてを静脈内投与する栄養法である.
◆高カロリー輸液用キット製剤が開発・市販されているが,すべての栄養素を配合しているTPN製剤は存在しない.
◆キット製剤の使用は簡便であるが,内容・組成をよく理解し,個々の患者に必要かつ十分な栄養管理を行うことを心がける必要がある.
参考文献
1)Dudrick SJ, Wilmore DW, Rhoads JE:Long-term total parenteral nutrition with growth, development, and positive nitrogen balance. Surgery 64:134-142, 1968
2)Wilmore DW, Groff DB, Bishop HC, et al:Total parenteral nutrition in infants with catastrophic gastrointestinal anomalies. J Pediatr Surg 4:181-189, 1969
3)小山 諭,坂田英子,長谷川美樹,他:TPN製剤 ラインナップとそれぞれの特徴.臨外66:724-730,2011
4)静脈経腸栄養年鑑2020-21製剤・食品・器具一覧.ジェフコーポレーション,2020
5)小山 諭:プライマリーケアに必要な基本手技:静脈栄養,臨床医30:1255-1257,2004
掲載誌情報