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文献詳細

雑誌文献

臨床外科77巻10号

2022年10月発行

文献概要

特集 外科医が担う緩和治療 総論

—これだけは知っておきたい緩和の知識①—外科医のためのがん疼痛管理

著者: 藤本肇1

所属機関: 1ふじもと緩和ケアクリニック

ページ範囲:P.1154 - P.1159

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【ポイント】
◆治療早期からの患者のQOLを改善するための緩和ケアの一環として,適切な評価に基づく疼痛管理を行う.
◆治療目標を立て,オピオイドの選択と,投与経路,用量,レスキュー薬の設定を行い,副作用への対応を図る.
◆治療効果の評価に基づく用量の調節やオピオイドの変更を行い,必要に応じて薬物療法以外の治療も選択する.

参考文献

1)厚生労働省医薬・生活衛生局編 医療用麻薬適正使用ガイダンス.厚生労働省,2017,p 1
2)世界保健機関編WHO Guidelines for the pharmacological and radiotherapeutic management of cancer pain in adults and adolescents, WHO, 2018, pp 70-71
3)非オピオイド鎮痛薬.日本緩和医療薬学会編;緩和医療薬学.南江堂,2013,pp 29-33
4)中川貴之:トラマドールおよび新規オピオイド系鎮痛薬タペンタドールの鎮痛作用機序とその比較.日緩和医療薬誌6:11-22,2013
5)がん疼痛の分類・機序・症候群.日本緩和医療学会編:がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン.金原出版,2020年版,pp 22-33
6)日本緩和医療学会編.緩和ケアおよび精神腫瘍学の基本教育に関する指導者研修会を推進するPEACE PROJECT 緩和ケア研修会資料(旧指針) http://www.jspm-peace.jp/data/v3_a/M3_201612.pdf
7)フェントステープ添付文書(独立行政法人医薬品医療機器総合機構ホームページhttps://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuSearch/)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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