icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科77巻10号

2022年10月発行

特集 外科医が担う緩和治療

総論

終末期がん患者に対するリハビリテーション医療の役割

著者: 安部能成12

所属機関: 1埼玉医科大学病院緩和医療科 2穂波の郷クリニック

ページ範囲:P.1164 - P.1167

文献概要

【ポイント】
◆緩和ケアとしてのリハビリテーション医療の要点は,トータルペインの観点から多面的にアプローチすることにある.
◆リハビリテーション医療では,機能回復,機能維持,機能低下というおのおのの状況において,その方向性・目標設定が異なっている.
◆終末期がん患者に対するアプローチでは,主訴解決から希望の実現へとリハビリテーション目標を移行する必要がある.

参考文献

1)Saunders C:Oxford Textbook Palliative Medicine, 1st. ed. Foreword, 1991, Oxford
2)Twycross R:Introducing Palliative Care, 4th. Ed. Radcliffe, 2003, pp 65-67
3)安部能成:癌緩和医療におけるリハビリテーション医学.癌の臨51:181-187,2005
4)余宮きのみ:ここが知りたかった緩和ケア.南江堂,2011,pp 98-102
5)砂原茂一:リハビリテーション.岩波新書,1980,pp 58-60
6)安部能成:緩和医療におけるリハビリテーションの役割.Pharma Medica 20:69-74,2002
7)安部能成:終末期リハビリテーションの臨床アプローチ.メジカルビュー,2016,pp 5-9
8)Abe K, Okamura H:Development of a method for transferring paraplegic patients with advanced cancer form the bed to the wheelchair. J Palliat Med 19:656-660, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら