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文献詳細

雑誌文献

臨床外科77巻10号

2022年10月発行

文献概要

特集 外科医が担う緩和治療 緩和治療における侵襲的処置

消化器癌緩和治療における腹腔鏡下人工肛門造設術

著者: 梅田晋一1 中山吾郎1 服部憲史1 岸田貴喜1 真田祥太郎1 岡野佳奈1 飯塚彬光1 吾妻祐哉1 田中健士郎1 呂成九1 清水大1 田中千恵1 神田光郎1 小寺泰弘1

所属機関: 1名古屋大学大学院医学系研究科消化器外科学

ページ範囲:P.1205 - P.1210

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【ポイント】
◆緩和的人工肛門造設術においては,癒着剝離,腹腔内観察,適切な造設位置の設定がより重要である.
◆全身状態が不良である患者が多く,低侵襲な手術が望まれる.
◆腹腔鏡下人工肛門造設術は,癒着剝離,腹腔内観察,ストマ造設位置の決定,低侵襲性の観点から有用である.

参考文献

1)大腸癌研究会(編):大腸癌治療ガイドライン2019年版.金原出版,2019,pp 47-48
2)梅邑 晃,郷右近祐司,遠藤義洋,他:切除不能進行大腸癌に対する緩和手術としての人工肛門造設術症例の検討.日臨外会誌71:1126-1131,2010
3)Lange V, Meyer G, Schardey HM, et al:Laparoscopic creation of a loop colostomy.J Laparoendosc Surg 1:307-312, 1991
4)河合雅也,塚本亮一,宗像慎也,他:進行大腸癌に対する緩和的単孔式腹腔鏡下人工肛門造設術の検討.日外連会誌43:553-559,2018
5)吉川征一郎,福永正氣,李 慶文,他:緩和手術における腹腔鏡下手術の検討.日臨外会誌74:2364-2369,2013
6)ストーマリハビリテーション講習会実行委員会(編):ストーマリハビリテーション実践と理論.金原出版,2006,pp 107-113

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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